こちらのページでは、住野よるさん原作の大ヒット小説「君の膵臓を食べたい」の感想文を掲載しています。この作品は、原作の本もヒットしましたが、漫画や映画もヒットしましたね。
 
ちなみに、作者の住野よるさんは「男性」です。
 
Σ(゚Д゚;) エッ!そうだったの

 


中学生高校生の読書感想文用にもおすすめの一冊です。

「君の膵臓を食べたい」読書感想文

「君の膵臓を食べたい」を読んで
 
私はこの作品を読み「当たり前の日々に感謝し一日一日を大切に生きよう」と強く感じました。闘病小説であるこの作品のヒロインさくらは、腎臓に病気があり死ぬ日が分かっています。その為やりたいことをやったり、当たり前に咲く桜の花を感動的に眺めたりする日々を送っています。
 
しかし、余命が既にわかっている人とそうでない人でも見ている景色の価値は同じはずです。余命を気にしていない人は去年と同じ景色を眺め、単純に美しいと感じ来年も見られるものだと感じるのだと思います。実際に私もそのように感じます。それは一年後に自分が生きていることが当たり前、そもそも死んでいるなんて考えていないからだと思います。しかし、それは誰が保証してくれている事実なのでしょうか。

自分はこの先長く生きる。このような思い込みはどこからくるのでしょうか。いつ死ぬか分からない。これは事実であり誰にでもいえることです。その事を私は改めて感じることができました。だからこそ、毎日が繰り返しで同じ日々でも今しか過ごすことができないのだから大切にしたいと思いました。
 
もしも、私かさくらのように余命がわかっていたら怖くて普通に生活ができないと思います。「死」という言葉が常に頭の片隅にあるはずなのに明るく元気に過ごせるさくらはすごいなと思います。これは日常的にもいえることだと思います。辛いこと、苦しいことがあれば必ずへこみます。それを乗り越え、分かったうえで明るくふるまえるようになりたいです。
 
「生きるってのはね、きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ。」この言葉に胸が熱くなりました。自分一人では生活できない。誰かと一緒にいて自分が成り立つ。友達と仲良くすることもうまくいかないことも、バスで知らない人の隣に座るのも、はたまた知り合いの隣に座るのも、良いことも悪いことも全てが生きるということだと思いました。普段生きていると実感する場面はあまり無いと思います。それは自分の生活そのものが生きていることだからだと思います。

この本では性格が正反対な二人がある出来事をきっかけに仲良くなります。元気で明るい人気者といつも一人でいる内気な子です。最初は内気な子が心を開きませんでしたが、最後にはお互いになりたいと思うほど分かち介えるようになりました。それはお互いの良さを認めたからです。人気者の子は一人だけれど一人の人間として生きることに魅力を感じ、内気な子は堂々を物事を行える狗敢さに引かれます。生きていくなかで、人と合う合わないは必ずあると思います。それでもその人に一つでも長所はあるはずです。コミュニケーションをとり、相手の良い所を見つけだせれば、二人が仲良くなれたように新たな発見ができるかもしれません。

二人が出会ったある出来事とは一冊の本、病気をつづった本を内気な子は発見してしまいます。発見しなかったらニ人は出会わなかった。別世界の住人が出会ったのは何かの運命。人気者の子が病気持ちなのも運命。病気ではなく事件で命を落としてしまうのも運命、出会ったことでお互いの人生はみるみる変わっていきました。素晴らしい運命もあれば悪い運命もある。これから生きていくうえで必ず起こることだと思います。逆らうことはできないのだから、正面から受け止めて乗り越えて行きたいです。

逆に自分が自分として生まれてきたこと、この家族の一員になったこと、友達、先生方と出会ったことはこれも何かの運命だと思います。この環境で育たなかったらきっと違う人生だったと思います。辛い運命もたくさんあるけれど、この運命に感謝したいです。そして運命と共に、出会いにも感謝していきたいです。